ずっと言いたいことがある。それを言葉にしたいのだけれども、言葉にすれば、違う、これではない、と空回りする。いつもその得体の知れない不安で居ても立ってもいられなくなってしまう。その何かの正体を突き止めて言語のカプセルに封じ込めてしまいたい、そして重圧から解放されたい。普通に生活していても、締め切り間近の山積みの課題が手付かずのまま放置されているような気分。それは私にとってすごく重要で意味があるもののような気がしてて、それだから解決されない限り、不安や焦りとして脳裏にへばりついていつも視界を曇らせている。よく前が見えない。
怖くて身動きが取れない。自分の一挙手一投足が場違いでとんでもなく間違っているような気がする。いつからこんなふうになってしまったんだろう。